2018年の模写アレンジ活動の意味と手順と時間と費用の話

【オリジナルの基準】
(自分が知っている限りの)世間で言われるオリジナルとは0から1を作り出すことだと言う。
ここは正しくて、0から1を考えることが出来る人はたくさんいるが出来る人はなかなかいない。事業の世界では誰がやるか?が重要になってくる。

残念ながら自分はそういうタイプではなかった。
そういうタイプではない人間はどうしたらいいのか?

そんなことは自分で考え行動するしかない。

とりあえず模倣から始めるしかないのだろう。

さまざまな人に指摘や非難はされたが、これしか良い手段が見つからない。
なにも作り出せない状態に陥ったのだから。

だからそういう結論に至った。

ただ、模倣にもアレンジだったり、模倣の対象を現実からなど、どんどん難易度を高くするという努力もしていくべきだと思った。(いわゆる水平思考というもの)

今でも世界中で使われている日本の工業製品も当初は欧米から猿真似と言われ、同じような改良や改善を加えてたり、ブランド化に成功したり経緯があるからだ。

オリジナルか模倣かは、個人的な見解では権利関係の問題になるので、どうしても法律と衝突することになる。著作権が悪いとは思わない。ただ、それが個人の創作活動を妨げることも時にはあるのかもしれない。

この理論が正しいか正しくないかはここで論じるのはここまでにしよう。
とくにかく何か作り出さなくてはいけないのだ。

ここからは創作の話になるので話を戻そう。


【閑話休題】
1:模写と分析(1~2時間)
「こういうものがいいな」と思う対象を見つけて軽く模写を行う。
最初から難易度が高い作品(アニメや映画)でもいいが、真似が出来るくらいの作品と規模を選ぶ方が現実的だ。

模写と分析(1~2時間)


今回は総計20コマの4ページ。
Twitterなどと相性が良い規模と休日に作成できる規模を選ぶ。
自分はB5サイズの無印良品の2穴バインダー(250円くらい)とコピー用紙を組み合わせて使っている。
かなりコストパフォーマンスが良いのでおススメです。(コピー用紙は安価で頑丈)

模写を行ったら分析を行う。

模倣の理由は人気があること、ある程度模倣できるレベルであること、Twitterなどのメディアに適応していること、かつツンデレという自分があまり知らないジャンルであること。

ここまでが第一段階だ。
おおよそ2時間くらいかな。


2:アレンジとキャラクターの入れ替え(1時間)
基本的な話の流れはそのままで、話の内容やキャラクター(性格)を入れ替えてみる。
模倣対象はこういう性格だったけど、別な性格だったらどういった展開になるだろう?
別なおもしろさが出てくるだろうか?など。

アレンジとキャラクターの入れ替え(1時間)


今回はノートに設計図のようなセリフだけを書いて、どういった絵を描いていくのかを頭の中で考えていく。

ここで模倣対象を超えられないようだったり、思いつかなかったらここで諦める。なぜならまだまだ経験値不足だからだ。次の模倣対象を見つけることに専念しよう。

個人的にはデジタルイラスト化するためにセリフは全文ノートPCで文章化する。
(これをしておくと、デジタルマンガにする時にかなり便利)


3:アレンジ(3~4時間)
文字や想像から書き起こして具現化していく。
正直言うと2の段階で考えた通りになるわけもなく、逆に2で考えた以上になる場合もある。このようにひたすらこういったことを繰り返して自分のレベルを上げて行く。そうすることでキャラクターも具現化しやすくなり、かつ話の展開なども無意識レベルで考えることができるようになる…はず。






ちなみにこの作品を作り出すのにおおよそ7時間かかる。
商業的な話をすると、日本人の最低賃金は地域ごとに違うがおおよそ1000円としよう。
これで7000円の利益を出さなくてはいけない。

・文房具やアナログ画材…2000円
・ノートPCや液晶ペンタブレット…20万円
・インターネット接続(スマートフォン料金)…(月額)4000円

もちろん初期投資としてこれらの代金をCCC(きゃっしゅこんばーしょんさいくる)的な視点で早期回収できるの?
(使用用途が液晶ペンタブレット以外はあるので全額とは言えないが)
と言われたら「それ、無理」と笑顔で答えられる。

割の合わない趣味と思って続けるしかない。

【蛇足】
もちろんこれだけ行っているわけではなく、0から無意識のうちにつらつらと描き出すこともあるが、話がまとまらなかったり同じような話になったり、同じような表情になったりと新鮮味がなくなっていく。だからインプットとしてこういう活動は必要不可欠なんだろうと思う。